50代女性が一人暮らしをするとなると、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。歳を重ねると給料も減っていきますし、年金暮らしの生活についても考えていかなければいけません。

 

そこで本記事では、50代女性が一人暮らしをする際には一体どれくらいの金額がかかるのか、50代女性が一人暮らしをする上でやりくりしていくコツなどをご紹介します。

 

1.平均は月20万円ほど必要？

 

総務省が2020年に発表した「家計調査／家計収支編 単身世帯 年報」を見てみますと、居住費を除いた生活費の平均額は約14万円ほどでした。ここに居住費が加算されますので、賃貸に住んでいる方は20万円近くが生活費の平均ということになります。

 

 

2.月12万円でも自分らしく幸せに暮らしている人も

 

月20万円というのはあくまでも平均の金額です。人によって生活スタイルも価値観もさまざまですので、20万円あっても足りないという方もいれば、月12万円でも何不自由なく幸せに暮らしているという方もいらっしゃいます。

 

一人暮らしの女性は意外と楽しいものです。最近では気楽に一人暮らしを楽しむ女性が増えており、「シングルライフ」や「おひとりさま」というポジティブな表現もしばしば見受けられるようになっていますよね。50代女性の一人暮らしには次のようないいこともあるんですよ。

 

 

1.単身女性は案外お金がかからない

 

女性の一人暮らし、特に年齢を重ねた女性はそれほど生活費がかかりません。長年の経験から生活力が高くお金のやりくりに関しても上手にやっていける、節約などに苦を感じないという方が多いのでしょう。

 

 

2.自分のペースで生活できる

 

主婦は家族のペースに合わせて生活しなければいけない場面が多々あります。対して一人暮らしは、自分の好きなように、自分のペースで生活できることから、気楽に過ごせます。趣味の時間を持てたり、自分の好きなものを食べたり、友達と出かけられたり。家事や育児に縛られることなく自由です。

 

世の中には15万円以下で楽しく生活している50代女性も少なくありません。しかし、そういった方は特別な我慢を強いられて生活しているわけでも、節約にギスギスしているわけでもありません。

 

毎日イキイキしているのに15万円以下で生活するにはどのようなコツがあるのでしょう。

 

 

1.固定費を抑えている

 

お金をかけずに生活されている方はまず徹底的に固定費を抑えられています。家賃、通信費、保険料などが固定費にあたります。固定費を見直すことで毎月1万円浮いたとしたら年間12万円とかなり大きな金額になります。余分な固定費を支払わないのは鉄則です。浮いたお金を自分の好きなことに回すことだってできます。

 

 

2.自炊を楽しむ

 

自炊は節約になりますし、料理を楽しむこともできます。たとえば、チルドのうどんをコンビニで購入すると400円はしますよね。これをスーパーにある麺、麺つゆで料理すれば数十円です。具材をつけたとしても100円程度で立派なうどんが食べられます。しかも添加物などは入っておらず健康的なわけです。上手に家計をやりくりしながら一人暮らしを楽しんでいる方は、自炊も楽しんでいる方が多いです。

 

 

3.人と比べない

 

毎月12万円のお金で不自由なく暮らせる方もいれば、20万円あったとしても足りずに不満を感じる方もいます。全ての方がそうだとは言えませんが、後者の方は、人と比べて自分の生活に不満を感じてしまう方が多いように思います。

 

上を見ても、下を見てもきりがありません。確かにお金は最低限必要ですが、必要以上のお金はかえって自分を幸せから遠のけてしまうものです。人と比べてしまうことで人は窮屈な考え方をしてしまい、それは幸せとは距離を置く行為です。視野や考えが狭くなってしまうため、おすすめしません。

 

最低限のお金でも満足に過ごせている方の多くは、自分なりの価値観をしっかり持っており、人と比べるのではなく「自分自身が満たされているかどうか」を大切にされているように思います。

 

50代女性の一人暮らしは、自分の好きなようにライフスタイルを作っていくことができるため、一人生活を楽しまれている方も多くいらっしゃいます。自分の軸がしっかりとしていれば、必ずしも多額の生活費も必要ありません。

 

単身女性はお金をかけずに一人暮らししやすいため、これから一人暮らしを検討されている方はあまり不安に感じられず、むしろ一人暮らしを楽しまれてみてはいかがでしょうか。