50代女性の一人暮らしで貧乏生活をしているという方は、実は少なくありません。

 

家庭の問題、持病で働けないなど、いろいろな事情があり致し方無く金銭的に厳しい生活を強いられている方もいらっしゃることでしょう。

 

また、単純に生活力が乏しく貯蓄が苦手で貧乏生活をおくっているという方もいるかもしれません。

 

そこで本記事では、50代女性で貧乏な一人暮らしを抜け出すための生き方や方法についてお話します。

 

「貧乏」な状態には、具体的な年収額や貯蓄額が定義されているわけではないため、線引きが難しものの、今回は50代の貯蓄額を参考に「50代の貧乏暮らし」を考えてみましょう。

 

国税庁の調査によれば、50代の貯蓄平均額は1199万円だった一方で、貯金額の中央値(貯金額の標準)が260万円となっています。また、貯金がゼロという方は全体の約28％でした。
⇒令和４年（2022年） 家計の金融行動に関する世論調査［単身世帯調査］

 

これを見れば、日々の生活をするのに精一杯(貯金する余裕がない方がいかに多いかがお分かりいただけるかと思います。

 

月15万円で貯金をしながら生活できる人がいる一方で、月25万円でも貧乏暮らしになってしまう方もいます。

 

貧乏生活をおくっているかどうかは自分の価値観や生き方によるところが多いものの、多くの方は、十分な収入と貯蓄を得たいと考えているはずです。

 

では、50代女性一人暮らしで貧乏だと自覚している方がどのような生き方をすれば金銭的に充実できるのでしょうか。また、貧乏を脱却できるのでしょうか。

 

1.支出を減らす
いくら収入が増えたところで、支出が多ければ意味がありません。まずは自身の家計を見直し、削れる支出を探すことからはじめましょう。

 

特に次の項目は大幅に支出を削れる可能性があるため、必ず見直してください。

 

・家賃
・通信費
・サブスク契約費

 

上記の3項目は金額が変動しない固定費です。たとえば、家賃が1万円安くなれば1年で12万円支出を抑えることができます。

 

子どもがいない50代女性の一人暮らしであれば引っ越しのハードルも低くく、家賃を削る方法はかなりおすすめです。

 

また、通信費が安い格安スマホにすれば月数千円安くすることができます。

 

全然利用していないのにもかかわらず不要なサブスクサービスを契約しているのも、支出が多い人にありがちなことです。

 

この3つを見直すだけでも随分と支出を抑えることができるでしょう。

 

2.やり上手りくになる
ただ単に収入が多い人だけが、ゆとりある生活をおくれるわけではありません。

 

堅実に貯蓄ができ、金銭的に充実した生活をおくっている方の多くは、自分が毎月何にどれだけ使っているのか把握しており、無駄なお金を使わないよう努めています。

 

つまり、貧乏生活を抜け出すためには、やりくり上手になる必要があります

 

ただし、過度に節約しドケチになるというわけでなく、心と身体を健康に気を付け、楽しみながらやりくりできるのが理想的です。

 

例えば、世の中のやりくり上手は次のようなことを意識して生活しています。

 

・自炊
・マイ水筒を持ち歩く
・移動にタクシーをなるべく使わない
・安物買いをしない

 

どれも小さなことですが、毎日続けると無駄な出費が少なくなり、貯金しやすい習慣やマインドが育っていきます。

 

中でもおすすめなのは、安物買いをしないことです。

 

世の中には安くて手ごろな商品がたくさんありますが、安いからといって大量に買ってしまうと無駄遣いの原因となります。

 

低コストで作られたものは耐久性も意匠性も低いものが多く、結局は消耗品のような扱いになってしまいがちです。

 

女性は安く細々した買い物が好きな方も多いため、50代女性でなかなか貯金ができない方の中には、こういった品物がお部屋に溢れている方も多いのではないでしょうか。

 

少々値段は高くても、丈夫で良質なものを大切に使い続けることも節約、やりくり上手に繋がる秘訣です。

 

3.収入を増やす
貯蓄にまわすお金を少しでも増やしたいという方は、副業をはじめて収入を増やしましょう。

 

今の収入で生活がギリギリできている状態なのであれば、副業で月2〜3万円でも稼ぐことができれば、そのぶんを貯金にまわすことができます。

 

どこかのお店に皿洗いへ行く、スキマ時間にコンビニでバイトをする、クラウドソーシングで在宅ワークをする、なんでもかまいません。

 

月に数十万円稼ぐ副業を見つけることは困難ですが、月数万円ほど稼げるお仕事であればどれだけでも選択肢があります。

 

そこからでも貯金に回すことができれば、まずは十分です。

 

まずは少しでも収入を増やすことを意識して動いてみましょう。

 

50代女性の一人暮らしで貧乏＝貯金ゼロの方は決して珍しいことではありません。

 

貧乏生活を送りがちな50代女性の中には、収支が把握できておらず、お金のやりくりが苦手なことが現在の生活に繋がってしまているケースも少なくないでしょう。

 

そこから脱却するには、自分の家計を見直す⇒支出を抑える⇒やりくり上手になる⇒収入を増やすというステップを踏んでいくのが一番の近道です。

 

やみくもに収入を増やすことばかり考えず、出るお金と入ってくるお金を意識しながら生活するようにすると、徐々に生活の基盤が整ってくるはずです。

 

できることから、少しづつ頑張っていきましょう。