50代女性ならではの悩み

50代女性の悩み

50代女性ならではの悩み

 

平成22年度の厚生労働省の悩みやストレスの状況の調査によると、女性の年代別の悩みの項目では、20代女性が抱える悩みで一番多いのが仕事について、30代から40代女性が抱える悩みで一番多いのが子育てに関する事。

 

40代から50代女性の一番多い悩みは、家族との人間関係のという調査結果がありました。

 

子供の独立等で夫婦だけの家庭生活になる、介護が必要な親と同居になるなど、家族形態に変化が起きやすい50代女性の方の年代ゆえの悩みなのかもしれません。

 

50代女性の年代の方は、子供が手を離れることによって起きる、空の巣症候群、燃え尽き症候群と呼ばれるような、虚脱感、何もやる気が起きないような症状が出る人もいますし、更年期障害の時期とも重なって、体調の悪さでストレスを深めてしまったり、夫婦間での溝が深まり離婚に至ってしまうなどのケースもあるようです。

 

なぜこんなにやる気が起きないのだろう、夫とケンカばかりしてしまう、人間関係がうまくいかない、というような悩みを抱えておられる50代女性の方は、一度、心療内科や婦人科のあるレディースクリニックなどで相談をしてみると良いかもしれません。

 

体調面の不安定さがなくなるだけで、気持ちの面での明るさが取り戻せるケースもあります。

 

この50代の女性の年代には、人間関係の悩みが多いということを理解し、趣味や好きな事をするなど、ストレス発散を心がけて、笑顔の多い充実した生活を送るようにしましょう。

 

 

50代女性の健康上の悩みとしてあげられる更年期障害をチャンスととらえる

50代の女性の最も大きな健康上の悩みの一つに更年期障害が挙げられます。

 

症状は人によってまちまちのようですが、すべての女性が通る道です。

 

今は医学の進歩によって、ただ嵐が過ぎ去るのを待っているだけでなく、積極的な治療を受けることができる時代です。

 

婦人科に足を運ぶ機会を得たと思えば、更年期を自分の体と向き合ってみる機会と捉えることもできます。

 

なぜなら、50代の女性にはがんのリスクも高まってくるからなのです。更年期は体の節目でもあります。

 

この頃に女性特有のがんを発症することが多いといわれています。

 

ですから、更年期を機に婦人科に通うことは、がんのリスクを背負っているという悩みの解決策にもつながるのです。

 

50代は女性が母として妻としても最も大きな人生のピークを迎えている時です。

 

忙しくて自分のケアにはなかなか手が回らないという場合もあります。

 

しかし、大きなピークである大切な時だからこそ、一度立ち止まって体を見直すチャンスを得たと捉えてみてはいかがでしょうか。