歳をとると元気が無くなるといいますが、50代を越えると、今後の人生を振り返ったり、老化を感じたりすることで「ひとりで生きていく自信がない」と思ってしまう女性が多いといいます。
そこで本記事では、50代女性がなぜ生きていく自信がなくなってしまうのか、生きていく自信がない50代女性が自信を持って生きられる方法についてお話します。
1.なぜ生きていく自信がないと考えてしまうのか
女性が50代を迎えると、特に独り身の方においては、生きていく自信がないと感じてしまう方が多いようです。
若い頃にはまだまだチャンスもたくさんありますし、体力も気力も十分です。しかし、50代からはいろいろなことが衰えてくる時期ですから、「今更大きく環境も自分自身も変わることがない」と人生を悲観してしまい、生きていく自信がないと感じてしまうのかもしれません。
2.自分の心を冷静に振り返ってみよう
人生を悲観する気持ちの多くは漠然とした不安からくるものです。まずは、自分自身の心と向き合ってみてください。あなたは一体どんなことが原因で生きていく自信がないと感じてしまっているのでしょうか?
お金でしょうか?
孤独でしょうか?
持病などの不安でしょうか?
まずは心に質問してみることからはじめてみましょう。
1.問題を可視化してみる
生きていく自信がないと思う理由を可視化することで、原因を明確にします。明確になれば、「あれ?案外悩んでいることってそんなに多くないのかもしれない」と、実際以上に問題を大きくしてしまっていることに気付かれると思います。
人は誰でも同時にいくつかの悩みを抱えて生きています。ただ、悩みを抱えたままでいると、不安がどんどん大きくなってくるため、抱えている問題が実際よりも大きく、深刻なものであるかのような気持ちになってくるのです。
まずは悩みを可視化してみて、自分は一体何に悩んでいるのか把握してみましょう。大きなことから小さなことなんでもかまいません。考える時には、紙に全て書き出すのがおすすめです。
2.日本は比較的社会保障が充実している
50代の女性が生きていくことに不安を感じる悩みとしては
・お金
・介護
・老後の不安
といったものをお持ちの方が多いかと思いますが、これらの問題の多くは、さほど深刻に考える必要がないかもしれません。
というのも、日本は社会保障が充実しているため、万が一金銭面で困ったことがあったとしても適切な保証を受けることができます。知識が無かったとしても機関に相談することができますし、今の時代ではネットで社会保証について検索することもできます。
昔のように食べ物が無く餓死する、住むところがなく野垂れ死ぬ…ということも現在の日本ではありえないことです。また、労働の間口も広くなっているため、50代以上の女性であっても勤労収益を得るチャンスは十分にあります。
そう考えると、なんだか心が楽になってきませんか?
3.生きがいを見つけておく
また、生きがいがない、生きている理由が分からないなど人生に漠然と不安や不満を抱えているという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、まずは行動してみることが大切です。行動しなければずっとそのままの気持ちから抜け出すことはできません。人は何かに触れ、なにか行動を起こすことで新しい刺激と発見を感じ、発展していく生き物です。
もし、現在の状況に満足できない、楽しくないと感じられるのであれば、まずは何かを始めてみましょう。趣味、ボランティア、習い事なんでもかまいません。
それが必ずしも直接的な生きがいにはならないかもしれませんが、生きがいを見つけるなんらかのキッカケやヒントを与えてくれるかもしれません。
50代の早い時期から生きがいを見つけておくことで、人生が充実する可能性は非常に高くなります。
生きていく自信がないのであれば、自分で自信をつける、持つ以外に解決方法はありません。しかし、逆を言えば、自分の頑張り次第で生きていく自信をいくらでも持つこともできるということです。
また、自分が頭のなかで不安に思っていることは、知らず知らずのうちに自分で肥大化させたり深刻化させたりしまっていることも少なくありません。問題を可視化してみると案外大したこともなかった、シンプルだったと感じるはずです。
まずは何を悩んでいるのか、何故生きていく自信がないと思うのか、自分に尋ねてみることから始めてみましょう。問題が明確になれば、あとは解決のための準備をするのみです。
まずは一歩を踏み出すことからはじめてみましょう。