「あの○○が劣化!」「あの人、歳をとって劣化したよね」などという表現を目にしたり、耳にしたりすることがあります。
人に対して「劣化」という表現を用いることに違和感を持つ方も多いことと思います
人間は生きている限り食事をしなくてはいけませんが、食事をするとカロリーは付いてくるものです。年齢によって必要な摂取カロリーは変わり、不足すれば不調につながり、多ければ肥満になってしまいます。
50歳と60歳の年齢だけではなく、1日に必要なカロリーは性別や身長、筋肉量、活動量などによって異なり摂取カロリーを把握して食事をすることが健康を維持するためには重要です。
年齢別の50?69歳の一般的な平均男性のカロリーの摂取量としては、2400kcal程度が推奨されています。女性の場合には1950kcalほどが必要となってきます。
男性は女性よりも体や筋肉量、内臓の大きさが大きいためその分多くのカロリーを必要とします。人間は年齢を重ねるほど代謝は悪くなっていくものです。基礎代謝量も減っていくため摂取するカロリーも少なくて良いとされています。
しかし、デスクワークや主婦、立ち仕事や営業、1日に一時間程度運動する人や農業または漁業をしている、1日に1?2時間以上激しい運動をする人、肉体労働をしている人などでは摂取するカロリーも異なってきます。
あくまでも年齢別の摂取カロリーは目安にしておき、性別や年齢、1日の運動量などを考えて、その人にあった必要な摂取カロリーを考慮しながら、栄養バランスの整った食事を行なっていくことが大切です。
また、カロリーを摂りすぎたと感じる場合には運動などを行なってカロリーを積極的に減らすことが肥満を予防して、健康につなげることができます。