子育てがひと段落したとき、長年連れ添ったパートナーとの別れたときなど、50代女性が働きに出るきっかけはさまざまです。
50代で働き口を見つけることは以前より容易になったとはいえ、若いころと同じようにはいきません。そのため、何度も就職活動をしなくていいよう、できるだけ長く働ける仕事を選びたいところです。
そこで今回は50代女性がせきるだけ長く続けられる仕事についてご紹介します。
50代で新たな働き口を見つけることは、若い世代と比べるとやや難しくなるものの、現場では50代女性は重宝される存在といいます。それにはいくつか理由があります。
1.50代女性はコミュニケーション力や適応力が高い
50代女性の中には、長年仕事をバリバリこなしてきた方や主婦や子育ての経験がある方も多く、あらゆる仕事に足して応用が効く方が多い傾向にあります。
また、豊富な人生経験があるためコミュニケーション能力が高く、若い世代よりも常識的な判断に長けているため現場では重宝されます。
2.50代女性は時間に融通が効きやすい
時間にゆとりがあるという方も多く、勤務日やシフトの調整が効くことも50代女性が現場で求められる要因のひとつです。
若い学生は休日や平日の夕方以降に働くことが多いため、平日の午前や昼間に入れるとより優遇されるでしょう。
50代女性が長く続けられる仕事をいくつか挙げてみましょう。
・飲食店
主婦や家事の経験がある方は飲食店のホールや調理係に歓迎されます。お店によって忙しさ差があるため、事前にお客さんとして偵察しておくといいかもしれません。
・家事代行
家の主に代わって、炊事や洗濯、買い物などをするお仕事です。一通りの家事ができるという方は、家事代行も慣れやすいでしょう。
・清掃業
宿泊施設やマンションなどの施設の掃除やメンテナンスをするお仕事です。一人で作業することも多いためマイペースに作業したい方にいいでしょう。
・介護関係
介護施設でスタッフの補助として働くほか、介護施設の掃除や洗濯、調理を担当することもできます。
・保育士の補助
保育士の資格がなくとも、保育士の補助をするお仕事ができます。子どもが好きな方や子育て経験がある方に向いているでしょう。
・受付
マンションや施設の受付も資格無しで定年なく働ける場所のひとつです。身体に負担がかからない仕事のため、1度採用されれば長く続ける方も多いようです。公募ではなく、紹介でお仕事を回されているケースがよく見られます。
50代女性が長く続けられる仕事を見つけるにはいくつかのコツがあります。
1.仕事を生活のメインに置かないこと
50代と若い頃では働き方のスタイルや人生において重きを置く部分も異なってきます。
若いうちは働くこと自体に人生の充実感を見出すこともできますが、50代以上はこれから働く期間よりも、働かない期間の方が長くなる年齢です。
趣味や日々の時間を大切にできるペースでお仕事をするようにしましょう。
2.生きがいに繋がる仕事をすること
お金のためだけに働くと心身共に疲弊してしまい、とてもお仕事を長く続けることはできません。少し稼ぎは少なくても、心から楽しめて充実した気持ちになれるお仕事をおすすめします。
気の合う人が仕事場にいることで、仕事にいくことが楽しみになることもあります。
50代女性の人生経験や応用力の高さを求める場所はたくさんあるため、以前よりは仕事を見つけやすくなっています。自分の今までの仕事経験や主婦経験を生かせる職種では更に、採用の可能性が高くなるでしょう。
長く続けるコツとしては、自分が楽しいと思え、生き生きと働けるお仕事を選ぶことです。
50代からは、お金だけでなく、充実感や幸福感など目に見えない価値を見いだせるお仕事を選ばれるといいのではないでしょうか。